「玉旭 五臓六腑に染み渡る純米酒」を飲む(玉旭酒造・富山県富山市)
このネーミングですよ。
これ完全に市場(しじょう)への宣戦布告ですよね。
そりゃあね、五臓六腑に染み渡っていくような日本酒、飲みたいですよ。
でも、このイメージ図。
いや、少なくともこの絵では、めちゃ染み渡ってる感がありますけども。
でもこの絵...。
自分と重なります?
重ねられます?
少なくとも僕にとっては、現実の自分とこれ以上無くかけ離れてるんですけど。
この絵が一般消費者の購買意欲に対して、プラス要素に働くことってあるのでしょうか。
この髪型からすると、けっこう年配の方に見えますけど、この筋肉。
絶対この世の大勢を占める一般人に訴えかける絵じゃないやろ、と思いますけどね。
さて。
本当に染み渡るのか。
いってみましょう。
感想の殴り書き
うすく黄色。
香りはほぼ無し。
まずは常温でいきます。
- 熟成感がある
- 甘い、旨い、マイルド
- 余韻がけっこうジワッとくるが、クドくはない
- パンチはないが飲みごたえがあり、満足感がある
BYに関する記述は特にないけど、この味わい、熟成酒なんだろうか。
次はやや上燗でいってみます。
- 穀物的甘い香り
- 味要素の構成は変わらないが、味わいがやわらかくなった
- ふわーっとふくらんだイメージ
- 味はしっかりしているが、厚みがない(悪い意味じゃなく)
- 鼻からアルコール香がけっこう抜ける
→ これは嫌いな人がいるかもしれないけど、個人的には燗を飲んでるって
感じがして結構好き - 冷えてくると、余韻に渋味?が混じって舌が少しピリつく
→ やっぱり冷えるほど渋味を感じる - 渋味が含まれていることは常温では気づかなかった
やっぱり味わいに感じるのは熟成感。
まろやかな甘旨味。
とろみすら感じますね。
まさに体に染み渡る。
疲れたときとか冬とかには良いかもしれませんね。
価格は一升で2,268円(税込)と純米にしては比較的リーズナブルな部類。
ただ本音を言うと、味は決して悪くはないけど、特別良くもなく、また次買いたいと思うような理由は見当たりませんね。
まあ、ラベルにはインパクトがあるし味も決して悪くないから、飲んだことない人と宅飲みするときに手土産に持っていく、とかならネタとして良いかもしれませんね。
さ、眠いので寝ます。
おやすみなさい。
玉旭酒造有限会社
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