「バーベキュー×日本酒」という選択
今日も結論からいきますね。
「バーベキュー×日本酒」も良いですよ?
中身が気になった方はぜひ続きもどうぞ。
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6月も中旬、だいぶ気温も上がってきまして、バーベキューという控えめに言って最高の催事を嗜む方も増えてくる時期ではないでしょうか。
こんな私も、卑しくも最低でも2週間に1回は自宅庭にてバーベキューを嗜ませていただいております。
で、ですよ。
バーベキューの何が魅力かって言ったら、ものすごく端的に言えば「屋外で」「火遊びしならがら」「タンパク質と酒を同時に摂取する」ことじゃないですか。
でまあ、このタンパク質って言うのがだいたい肉とかウインナーやったりするわけですけど、こいつが正直、油感とか香辛料感が強めなわけですよね、普通は。
言うたら味があっさりでなくこってりなわけですよね。
おかげでこのタンパク質と同時に摂取する酒については、全く脳みそを働かせることなくビールでファイナルアンサーみたいな人が世の中に溢れているわけですけども、敢えてそこに私が提案させていただくのが「菊姫の菊」というわけでございますよ。
「バーベキュー×日本酒」という選択肢
バーベキューとのパートナーとして、日本酒でございますよ。
普通酒でございますよ。
誤解の無いようにはじめにお伝えしておきますが、「バーベキュー×ビール」、これは文句のつけようがない最高の組み合わせだと僕も思っています。
誰が見ても理想のカップルですよ。
でも、ですよ。
それだけが「唯一の」選択肢かって言うと、それは違うんじゃないのっていうスタンスで物申させていただいているわけです。
前述のとおり、バーベキューの食べものっていうのは、基本的に味がしっかりしてて、脂(油)っぽいんですよ。
ビールは、この口の中のこってり感をリセットするっていうアプローチですよね。
ビールを飲み下したあと、口の中は、ふりだしに戻っているッ!!
そのあとも気持ちよく肉が食えるッ!!
ここで日本酒のアプローチはどうでしょうか。
日本酒は、味の幅が果てしなく広いですから、酸味が強いものであればこのリセット法でのアプローチでビールと対等に戦える銘柄もあるでしょう。
ただ、今回僕が提案するのは、バーベキューに負けないくらいパワフルな味わいで、バーベキューを楽しみながらもその酒の味を変わりなく楽しむというアプローチです。
つまりバーベキューに負けないくらいパワフルな味わいの酒で攻めようってことですね。
お互いが正面からぶつかり合うわけです。
つまり口の中は決してふりだしには戻りません。
常に肉と酒が全力でぶつかり合うッ!!
押し合い、圧し合い、オラオラオラァ!!無駄無駄無駄ァ!!
そんなパワフルな味わいのお酒は何か。
ここまできたら、もう答えは簡単な方程式ですね。
「石川県」×「パワフル日本酒」=「菊姫」
小1レベルの方程式でしたね。
菊姫のどれが良いか
さあどんどん絞り込んでいきましょう。
菊姫が良さそうだというのはわかった。
ほんなら菊姫のどれがええねん、と。
ちょっと冷静になって考えてみましょう。
バーベキューに合わせるんですよね。
バーベキューといえばだいたい暑い季節の屋外。
汗かきながら食べるイメージじゃないでしょうか。
(ここらへんもビール党が進出してくる要因ですよね)
つまりその場の雰囲気は、どちらかというと上品というよりは野性味。
そんな場所にワイングラスで飲むような造りの酒は馴染まないわけです。
吟味して醸造した酒はお呼びでないわけです。
はい、もうここで選択肢は普通酒、本醸造酒、純米酒に限られました。
はっきり言って、この中から選ぶのであればたぶんどれも正解だろうと思います。
ただ、今回僕は、味のパワフルさとコスパを考慮して、この「菊姫の菊」を選ばせていただきました。
こいつは僕が知ってる普通酒の中で一番どっしりした味わいです。
まさに男酒、濃醇旨口の体現。
それでいて一升2,000円程度のお手頃価格。
もうバーベキューのために作った国酒と言っても過言じゃないような気がしてきましたね。
実飲
まあ、ここまでは言ってみれば机上の空論で導いた解ですよね、言うたら。
実際に味わってみんといけませんわね。
お猪口で「ぐびり」。
ああ、机上のお話、完璧な理論でしたわー。
「バーベキュー×菊姫(菊)」、完璧な相性でしたね。
全く止まらんくなりましたね。
飲んでみて気づいたんですけど、バーベキューに合わせる日本酒って常温が美味い銘柄が実に都合が良いですね。
この点、菊姫の菊は味がしっかりしてるので常温でそのまま飲んでも十分ファンタジスタなわけで、このチョイスはとてもナイスであったことが実飲の場において発覚しました。
そしてこの菊姫の菊、温めるとまた美味いんですよね。
そこでこれです。
ニトリのホーローミルクパンで炭火燗。
これもまた実に都合が良いですね。
もう完全に止まりませんね。
トゥプトゥプ…ゴクリグビリ…またトゥプトゥプ。
途中からひたすら炎で酒を温めて飲むという行為をエンドレスで行うモードに突入し、気がついたらあたりは真っ暗になっていました。
ほんまに飲みすぎました。
いやあ、美味かった。
この日は目測で6号ほど飲んでしまいました。
もちろん、この日の後半の記憶はほぼなく、気づいたら布団で朝を迎えていました。
結論。
バーベキュー×日本酒、自宅庭で記憶なくなるほど美味いよ!
おしまい。