書いとかないと忘れちゃう。




「雁木 ANOTHER」を飲む(八百新酒造・山口県岩国市)

 

飲みました。

人生初の山口酒。

そう、何を隠そう、僕まだ獺祭も飲んだことないですからね。

とりあえず今度、島耕作の獺祭飲んでみたいと思っています。

 

今回はすこし長くなりそうなので、久々に先にまとめときますね。

  • 「雁木 ANOTHER」ってめっちゃ美味いのに安いから絶対買ったほうが良いよ
  • 新幹線の自由席で座れなかったときには日本酒を開けて立ち飲み屋をセルフオープンすると全然苦痛じゃない

 

そんじゃ本文いきます。

 

 *

 

出張で東京に行ってきました。

ほんで、とりあえずいつものようにグランスタのはせがわ酒店へ寄りました。

いつも東京出張のときは来たときと帰るときと2回寄ります。

で、今回は帰りに寄ったときの話なんですけど、こんなん見つけました。

「激ウマでした!」

これね、よく見たらビックリマークが一個(!)やったり二個(!!)やったりするんですよ。

知ってました?

まあ、そんなことはどうでもよくて、はせがわさんがどんだけ激ウマだって言おうが高けりゃ買わないんですけどね、価格もなんと四合瓶で1,188円 (税込)!

即決でしたね。

良い買いものができてウキウキで新幹線のホームに行きました。

 

しかし残念ながら、ホームに行ってみるとあまりの人の多さに絶句。

とにかく人が多い。

どの号車への乗り場も乗客の長蛇の列。

完全にディズニーランド状態でしたね。

ディズニーランド行ったことないですけど。

 

そういうわけで、僕の切符は自由席でしたから当たり前のように座席を確保できず、通路に立った状態で新幹線の出発を迎えることになりました。

なんせ丸々二日間東京で一日中働いてましたし、夜はしこたま飲んで二日酔いですし、朝は早起きしてランニングしてましたし、もう疲労困憊やったわけなのにこの体たらくですよ。

おいおい、こちとら終点の石川県まで行くんやぜ?殺す気か?って思いましたよね。

こんなん今から10年ぶりくらいですよ。

大学んときにサンダーバードで大阪行くとき以来。

ほんでまあ、絶望しながら最初の10分くらいおとなしく通路に立ってたんですけど、だんだん腹立ってきたんですよね。

なんでいつもと同じ特急券・乗車券の料金払ってるのに、立ちっぱで疲れ果てながら行かんならんのや?って。

ほんねんたら、この乗車体験の満足度を上げるためには、もうこの状況でも楽しめる楽しさを自分で創造するしかないな、と。

その結果がこれです。

新幹線の通路で立ち飲み屋(セルフ)オープン!

(写真ブレブレですけど)

いやあ、チタンマグいつも持ち歩いとってほんまに良かった。

こいつがあると、いつでもどこでもセルフ飲み屋がオープンできますよ。

みなさんもぜひ買ってください。

スノーピーク(snow peak) チタン シングルマグ 300 [容量300ml] MG-142

スノーピーク(snow peak) チタン シングルマグ 300 [容量300ml] MG-142

 

今回はこのコロコロがついたバッグを持ってたのも都合が良かった。

キャリーバッグっていうですか?スーツケース?正式名称はわかりませんが、底にタイヤがついてて引きずって移動できるアレです。

こいつはもう自立する箱ですから、立ち飲み屋のカウンターの役目をしっかり果たしてくれますので、なに不自由なく飲むことが出来ますよ。

おかけですっかり気持ちよくなりまして、席に座れなかったことなんてもはや関係なし!

むしろかなり楽しくなってきました

 

飲んだのはついさっき買ったばかりの「雁木 ANOTHER」。

ラベルも見ず、とりあえずグビッと飲んでみると、これが美味い!

ついさっきまで冷蔵庫で売られてたやつでしたので、温度帯としては冷酒ということになると思います。

あまりに美味かったので、今度はもう少し落ち着いて飲んでみることにしました。

香りはよくある生酒っぽい感じで、甘さを連想させる雰囲気もありますね。

もう一口。

あぁ、しっかりした味わいですね。

パンチがあるという感じではないんですが、味に厚みがありますね。

ここからはもう普通にグビグビと飲んでいったわけですが、飲みながら感じたことは以下のとおりです。

  • 味の構成要素は甘・旨・酸、中心は甘み
  • 間違いなく甘いのに、なぜかすごくすっきりキレる
  • キレが良いので、味の系統はよくある生原酒のそれなのに全くクドくない
  • たぶんアルコール濃度17%っていうのも絶妙なラインなんやと思う
  • 甘口なのに飲み飽きない
  • 飲み飽きないというネガティブな表現でなく、どんどん次が飲みたいというポジティブな表現が適切な美味さ
  • 後味はすっきりキレるけど、味わいはすっきりではなくしっかり系
  • むしろインパクトある味わい

いや、これ超気に入りましたね。

めっちゃ美味しかった。

これが一升瓶でも税込み2,300円ちょいって、ちょっと信じられない。

なんで一升瓶買わんかったんや僕、ほんま後悔、ほんまバカ。

みなさん、これは見かけたら即買い案件ですよ。

ちゃんと携帯のメモに入れといてくださいね。

「雁木 ANOTHER 即買い」

さらに言えば、一升瓶で買っといたほうが絶対後悔しませんよ

気をつけてくださいね。

 

ほんで、こっからは余談になるんですが、ポジティブに生きていればポジティブな流れが勝手にやってくるもので、高崎駅で僕が立ってたところのちょうど隣の席のお客さんが下車されまして、早々に席も確保することができました。

超ラッキーですね!

 

しかし、すでに始まった飲み会はそう簡単には終わりません

腰を据えて、さらに落ち着いて楽しく飲みました。

チタンマグは取手を折りたためるので、このようにボトルホルダーにも収まります。

本当に便利ですね!

 

それでまあ、せっかく座ることもできましたので、この「雁木 ANOTHER」について携帯で少し調べてみました。

ANOTHERって「別の」って意味がありますけど、どう「別」なんかなと。

そしたら、雁木って基本的には「精米歩合が50%やったか60%やったか以下の比較的しっかり削ったお米で造ったきれいな味わい」がコンセプトのお酒らしいんですが(しかも無濾過生原酒ばっかり)、このANOTHERはあえて精米歩合を80%に抑えて造った、まさに通常とは「別」の雁木なのだそうです。

ってここまで調べてビックリ。

え!?これ80%なんかいな!と。

ほんまや!ラベルみたら80%なっとるわ!

逆に考えれば、80%だからこそこれだけしっかりした味わいが出せるのかもしれませんね。

キレイすぎない。

通常ラインの雁木を飲んだことがないので、あんまり適当なことは言えませんが。

それでも、これだけしっかりした味わいながら味のまとまり・バランスが秀逸で、しかもキレが抜群の酒はちょっと記憶にないですね。

(まあ今朝のおかずもすでに記憶にないですけど)

なんせこれ、無濾過生原酒ですからね。

そもそも無濾過生原酒で飲み飽きない味わいってこと自体が僕の中でアンビリーバブルです。

 

 世の中には美味しいお酒がいっぱいあって僕は幸せです。

普通の雁木もぜひ飲んでみたいなと思いました。

 

それでは。