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書いとかないと忘れちゃう。




【酒評】福正宗 金色のしずく 豊醇旨口:パッケージも味も濃くなった新商品(福光屋・石川県金沢市)

日本酒 -石川県 --福正宗

 

現在、すでにわが家の常備酒の地位を確立している福光屋の「福正宗 金色のしずく」。

先日、スーパーの酒売り場でなにやら新しいパッケージを発見。

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「金色のしずく 豊醇旨口」だと?

はじめて見た。
こんなのがあったのか。
いかにも「濃いです」っていうようなパッケージの色使いといい、なんて美味そうなんだ。

 

ここでおさらい。福光屋について

福光屋とは、石川県では泣く子も黙る(怒っている酔っ払いも喜ぶ)代表的な蔵元だ。

平成13年以降全量を純米造りに切り替えた、全国でも珍しい「純米蔵」だ。
しかも、全体的に商品の価格は良心的。

僕にとっては、安くて美味い純米酒を提供してくれる、最も親愛なる蔵元のひとつだ。

ただこの「純米蔵」であることについては蔵元もかなり強い想いも持っているらしいので、以下にホームページでの記載を引用しておく。

米不足が生んだアルコール添加酒

第二次世界大戦後、何もかもが欠乏した時代。食する米も無い時代ですから、当然、酒を造る米も極端に不足していました。戦時体制中、酒税確保の国の立場から、少量の米から多くの酒を造る方法がないかが研究され、仕込んだもろみに醸造用アルコールを加えてつくる、アルコール添加法が行われるようになりました。特に醸造用アルコールを大量に添加し、糖類などで味をととのえる極端な増量法、いわゆる「三倍増醸法」も、戦後さかんに行われました。
米不足の時代に苦肉の策として考え出されたこの「アルコール添加酒」は、現在も低コストで造ることができる酒として、ほとんどの酒蔵で造り続けられています。


米の国、米の酒

良質の米が豊富に手に入るようになった現在、さすがに三倍増醸法とはほとんどの酒蔵が決別しましたが、それでもまだ日本酒の生産量の約15%は三倍増醸です。
一方、造りの基本を大切にするいくつかの酒蔵はアルコール添加量に制限のある「本醸造」と呼ばれる造りに切り替えました(同約17%)。しかし、日本酒の本来の姿が問われている今でも、日本酒の全生産量の約9割がアルコール添加酒です。
もはや日本の戦後は終わり、米の需給事情も全く逆転している中で、日本酒はまだ戦後を生きているような状況なのです。

長い日本酒の歴史の中で戦前までは純米造りの歴史です。
福光屋は、その歴史を取り戻します。本来の醗酵の力を授かったきめ細かなおいしさと体になじむ軽い酔い心地を持った日本酒を造りたい。「米の国の米の酒」として大いなる可能性を秘めた「純米酒」だけを醸す。まさに温故知新の本当の日本酒文化である純米酒の時代へ、純米酒の酒蔵として福光屋は踏み出します。

旨くて軽い、真の純米酒

純米酒は一般に、コクがあるが重い、と思われがちです。
しかし、原料米を充分に吟味し、酒造りの基本を踏まえ、丹念に醸すことで、さらりとしながらも旨味がある「旨くて軽い」酒を造ることができるのです。

福光屋が究極の目標とする「旨くて軽い」酒は、純米造りが実現させる味わいです。
その軽味(かろみ)ときめ細かい舌ざわりは、アルコール添加酒では決して実現できない酒質です。さらに様々な原料米の持つ個性ある味わいを、また様々な酵母が醸す深い香りを、軽やかな酔い心地で楽しんでいただけます。
アルコール添加というごまかしがない造りだからこそ、米の旨みを存分に引き出すことができるのです。

酒は自然が醸すもの

酒は米と水という自然の恵みに、微生物たちの働きによる自然の力が加わって生まれます。旨い酒を造るには、この自然の力を存分に引き出さなければなりません。

酒造りにおける人の役割は、自然の摂理を最大限に活かすための環境を整えること。自然に敬意をはらい、自然の力を引き出すための知恵と工夫を授かる場として、酒蔵は存在する。これが福光屋の自然観、酒蔵観です。
純米蔵になることは自然に還ること。福光屋の必然の選択です。

純米酒は国際酒

自国の酒を語ることは、時としてその国の文化そのものを語ることにもなります。
国際社会において、誇りをもって自国の酒の歴史や品質を紹介できることはとても幸せです。国際的な価値基準で、醸造酒とは純米酒のことをいいます。
いま、ポリシーをもった女性たちがさまざまな市場を動かしています。日本酒市場にも、ものの本質を見極め、楽しめる人たちが新しい価値観をつくりはじめています。
「日本のお酒をおいしく楽しみたい」。このご要望にお応えするためにも、福光屋純米酒だけを造ります。

福光屋ホームページより

 

即買い決定

一升約1,000円という価格のおかげで躊躇なく即買い。

ちなみに、ポップでは「濃醇旨口」と誤表記されているところはヤマキシクオリティ(田鶴浜店)ということでスルー。

 

さっそく家でオリジナルと並べてみる。

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 うむ。

 

こうして並べてみて気づいた点。

オリジナル

たっぷりとしたコクとキレ

豊醇旨口

こころ温まるコクとキレ

なるほど。

「こころ温まる」ということは、これは燗向けに味が調整されてるってことか。

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しかし、裏ラベルを見るとむしろ「冷やす」への対応がなされているという事実が判明。

 

ここでの説明でも

オリジナル

たっぷりとした旨味があり、~

豊醇旨口

豊醇なコクがあり、~

という部分だけが違う。

 

もはや言葉遊びやな。
これじゃわからん。

 

常温で

百聞は一飲に如かず。 
百見は一飲に如かず。

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色は微妙に黄色がかっているがほぼ無色。

香りは意識してかげばほのかに香る程度。

そして味。
オリジナルとは確かに違う。
明らかに濃い
重いのではなく、味が多いというか強いというか。
酸が効いてる。
日本酒の味を決めると言われるアミノ酸が多いんじゃないか。
後味はすっきりしてるけど、余韻で旨味も感じとれる。

これは間違いなく、オリジナルよりこっちのほうが美味い
もうね、一升1,000円のパック酒ってレベルじゃないね。

 

冷酒で

香りはいくぶんシャープになった。

味は、かなりしっかりあるのに飲みやすい辛口。
値段を考えると、相当あるほうだと思う。
それでいてクドくはなく、キレは良い。
純米酒であるからか、アルコール感も全くない。
旨い辛口を自称する加賀鳶(福光屋の別銘柄)と通じるところがある味わいだ。

これって何も言わず冷酒で飲んだら、誰も1,000円のパック酒ってわからないんじゃないだろうか。
少なくともバカ舌の僕には全くわからない。

普通に美味い

まあ、もっと高くて造りもこだわった良い酒と並べて飲めばそりゃ違うんだろうけど、別に深く考えずに飲んで、美味いと思うならそれが一番なわけで。

造りにこだわってるから、高いから良い酒というわけじゃないよね。

そういう意味で、これはとても良い酒。


上燗~熱燗で

レンチンゆえの温度不安定。
確実に狙った温度の燗など夢か幻か。

香りは急に強くなった。
大半がアルコール的刺激臭だが、米っぽさもある。

味については、酸がかなり強くなった。
酸ほどではないが、甘味・うま味もバランス良く出てきているためか、「酸っぱ!」ということはない。
一言で言えば濃醇辛口といったところか。

 

まとめ 

うまい。

マル◎。

リピ決定

 

僕的には、この酒は燗で飲むのが一番美味い。
いや、ほんとに「悪くない」とかじゃなくて、もう「美味い」。

はじまりの一杯にこいつ上燗くらいの温度で飲むと、もうこれをずっと飲んでればいいやという気になる。

少し冷えてぬる燗くらいになってくると、甘味がもっと感じられるようになる。
これも美味い。

紙パックだからといって味が軽いことはない。
厚みはないかもしれないが、味がしっかり感じられ、キレもある。

これさえ家に常備しておけば、どんな気分の日でもとりあえず対応できるだろう。

 

あとから気づいたが、この豊醇旨口の味はオリジナルを開封して2~3週間経ったくらいの味と似てる気がする。

まあ、気がするだけで並べて飲んだわけじゃないから実際には全然違うかもしれないけど。

でも、オリジナルは開封直後はすっきりしすぎてる感はあるけど、日が経つにつれてどんどん味が変わっていって(味が濃くなっていって)、こっちもコスパ考えればよいお酒だとは思う。

なにより純米酒だし。

 

とりあえず、値段だけ見て、パックというだけで飲まず嫌いはやめよう。
おしまい。

 

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冬季限定商品らしい。

 

株式会社福光屋

〒920-8638
石川県金沢市石引2丁目8番3号
TEL 076-223-1161

www.fukumitsuya.co.jp

 

おしまい。