書いとかないと忘れちゃう。




テッパン(鉄板)のススメ

 

どーも、テッパンマン(鉄板男)です。

もう少し詳しく言うと、テッパンで屋外で焼いたもの好きマンです。

これだけ聞いてもピンとこない人はまずこの画像をごらんください。

めっちゃ美味そうでしょ!?

今回はこの「テッパン」について書こうと思います。

 * 

きっかけはキャンプ系のブログを斜め読みしてたときに見つけた「ヨコザワテッパン」というワードでした。

要は一人バーベキュー、カッコよく言えばソロバーベキュー用の鉄板(テッパン)ですね。

サイズが非常にコンパクトなので持ち運びに便利で、かつ厚みがかなりあるのでとても頑丈らしい。 

バーベキューは炭火に網という一般論 

バーベキューに限らず、屋外での炎による調理って、基本的には「炭火で」「網で」焼くっていうイメージがあるじゃないですか。

この誰も深く考えることなく定着した一般的なイメージに切り込んだのがこのヨコザワテッパン。

いや、焼きそばの屋外調理では通常でも鉄板を使いますけど、そばや具がこぼれないように端っこが上向きに折れ曲がってて、なによりデカい

この点、ヨコザワテッパンは超コンパクトかつ真っ平らな一枚板。

これによって何が良いのか。

ヨコザワテッパンの公式ウェブサイトにそのすべての魅力が語られています。

こちらで書かれていることに、僕が実際に使ってみた感想を加味してこのテッパンなるものの特徴を以下に記します。

ヨコザワテッパンの魅力

〇1 携帯性、収納性が良い

なんせサイズがちっちゃくて形も真っ平らですから。

気軽に携帯して、いつでもどこでも使えます。

〇2 ヘルシー

前述の焼きそばとかで使う鉄板って、端っこが上向きに折れてるじゃないですか。

あれって具がこぼれないのはいいんですけど、油が鉄板上にたまるんですよね。

この点、真っ平らなこの鉄板なら端っこからどんどん油が落ちていきます。

余分な油(脂)が落ちてヘルシーですね。

〇3 美味しく焼ける

かなり厚さがありますので、鉄板自体が熱を持ちます

そしてコンパクトなので、どの場所でもほぼ同じ温度になります。

しかも、火が大きくなったり小さくなったりしても、鉄板自体が熱を持っているので食材に伝わる熱量はそれほど大きくブレません。

なので焼きムラができません

しかも、炭火じゃなくて焚火で料理する場合、直火があたることで具材の焦げが問題になりますが、この点も直火が当たらないのでクリア。

〇4 メンテナンスしやすい

なんせサイズがちっちゃくて形も真っ平らですから。

焦げ付いても金属へらでガーッと削り落とすだけ。

しかも真っ平らだから落としやすい。

そもそも面積が少ないのでその手間も少ない。

対して、網って洗うのめっちゃめんどくさくないですか?

というか、形状的にどれだけ洗っても満足のいく綺麗さには戻せないですよね。

なんなら、何回か使って買い替えってのが前提にあるような気がします。

おそらく、鉄板は一度買ったら死ぬまで使えますよ。

〇5 実際使ってみると、必要十分な大きさ

いやこれね、実際に焼いてみたら、ちょうどいい大きさなんですよ。

そもそも焼き肉屋の七輪もそんなに大きくないですよね。

食べるペースを考慮すると、この大きさこそ「焼きすぎて真っ黒焦げのもの」が出ない、ちょうどいい面積だってことがわかりました。

とはいえ、食べる人が3人以上いると厳しいかもしれませんね。

〇6 俺の板に育つ

使う頻度、焼くもの、使用後の手入れ等々によって板はそれぞれ違った経年変化を遂げ、世界に一枚だけの板になります

公式サイトにもありますが、「『俺の板』で焼く?」ってめっちゃカッコいいですよね。

 * 

一方で、以下のような注意点もあります。

ヨコザワテッパンの注意すべき点

△1 最初はサビに注意

鉄がサビるってことは皆さんご存知のとおりですが、純粋な鉄のサビやすさは想像を絶します

ちょっと水滴が着いた状態で2時間ほど置くともうその部分だけチョコンと茶色くなっちゃいますからね。

なので、一度使って板全体に油が馴染むまではサビに注意が必要です。

何を隠そう、僕も一番最初に使う前にとりあえず一回洗ったんですが、それを水切りザルで乾かしてる間に全体が茶ばんじゃいましたからね。

水が切れるまで待つなんて受け身な対応じゃダメです。

すぐ拭く、能動的に動きましょう。

△2 重い

なんせ純粋な鉄で、それもしっかりと厚みがありますから、重いです。

見た目以上に重いです。

でもこれは安定感があるという良い面もあります

 *

とまあ、こんな具合で若干注意点もありますが、基本的にはナイスな逸品となっています。

いや、グレイト、もしくはファンタスティックと言ってもよいでしょう。

これはもはや持っていないことが恥ずかしくなるレベルだと言えるでしょう。

でも、結構値段するよね

これまで何度も言ってきたとおり、基本的にはコンパクトなただの鉄の板なわけです。

これでこの値段(約4,600円)って結構高くない?って思っちゃうんですよね。

ほら、僕プロフィールにも書いてますけど、コスト管理には厳しくありたいと思ってますので。

「良いのはわかった、でもそのパフォーマンスにコストが見合ってるの?」って考えちゃうわけです。(今風に言うと「それコスパ良い?」)

実はこれって最後にして最大の注意点というかハードルなのでは?

つまり、

ヨコザワテッパンの注意すべき点(追加)

△3 高い

 ってことになるんじゃないですか?

まあ、モノの価格って、それ自体の製造原価ではなくて、そのモノ自体がもつポテンシャルによって決まるってのはわかっちゃいるんですが。

そして確かに、そのポテンシャルの高さは認めるんですけども。

何かが僕の中で引っかかる。

なのでいつものように即決でポチることができない。

 * 

こうして、超常現象的に突然心を奪われつつも、正体不明の気持ちのモヤモヤによって衝動的な購入は回避したわけですが、しばらく(数日)して突如僕の心の中に光が差しました。

類似品で対応可能なんじゃね?

これでした。

その魅力・ポテンシャルは疑いの余地がないにもかかわらず僕の中で引っかかっていたのは、そのあまりのシンプルさゆえ「もっと安価な別の方法で代替物を作りえるのではないか」と。

で、いろいろ調べてみると、やはりあるある求めていたようなサービスが。

黒皮鉄(※)の板を希望のサイズかつ厚さで作ってくれるサービス!

※高温で成形した鉄の温度が下がるときに、表面が黒色の酸化被膜で覆われたもの

まさにこれやん!

とりあえず、横200mm×縦150mm×厚さ4.5mm(ヨコザワテッパンは横210mm×縦148mm×厚さ4.5mm)で見積もりしてみると、驚きの470円!やっす!笑

送料540円を加えても1,010円(税込)で出来てしまいました。

強烈ですね

 

ちなみに届いた現物はこれです。

すでに一度使った後なので、若干汚れというかムラのようなものが見えて良い味が出てると思いませんか?

一度使ってみて、品質的には非常に満足のいくものでした。

これで470円て安すぎる!

改めて、テッパン(鉄板)のススメ

そんなこんなで、結局気になるきっかけになったヨコザワテッパンではなく横山テクノのオーダーメイドテッパンを入手したわけですが、これで肉を焼いてみたらもう冒頭の写真のとおりほんまに美味そうに焼けるんですよね。

肉から出た油で鉄板がテラテラしていく感じもまた美味そうで。

そして前述のとおり真っ平ゆえ、油が溜まっていくことがないので必要以上に油でギトギトになることがありません

以来、テッパンをヘビーユーズしまくってます。

もはや疑いの余地のないテッパンマンです。

バーベキューなら圧倒的に網よりテッパンですね。

いやあ、出会いはほんとの偶然やったけど、今はこいつ無しの生活なんて考えられない。

今後死ぬまでに一度でも屋外で肉を焼く見込みがあるみなさま、テッパン、超絶おすすめです。

 

おわり。

 

(余談)

前述のとおり鉄板はとても錆びやすいので、使用後の保管には十分注意が必要です。

とりあえず僕の保管方法は、使用後は金属ヘラでガシガシ表面を削り取ったあと、そのまま新聞紙で包んで保管。

水洗い等は一切しません。

(ほんとの一番最初にシーズニングのために洗剤で一度洗ったのみ)

これで今のところ、一度も錆びたことはありません。

ご参考まで。