群馬県にて生まれてはじめて角打つ
この前書きましたが、群馬県に行ってきました。
群馬県については別にもう言うことはないんですけど、日本酒が美味しかったんですよねー。
僕、恥ずかしながら今まで日本酒好きを公言してましたけど、正直群馬県の日本酒って一回も聞いたことものんだこともなかったんですよ。
やもんで、群馬県行きが決まったときも「お、あの銘柄飲めるやん!」みたいなテンションアップが全然なかったんですよね。
となれば、現地でなんとなくピンときたものを選ぶしかないわけです。
そういう場合って、適当なスーパーに並んでるのを選ぶか、地酒の品揃えを売りにしてるような店を選ぶかになるわけですよね。
前者の場合、だいたいその地域の人たちに晩酌酒としてよく選ばれるようなものが置いてありますし、後者は言わずもがなですね。
結果として、僕はスーパーを覗いて銘柄の勢力をなんとなく確認しつつ品揃えの良い酒屋に行くという両方どりの選択をしたわけですが、この酒屋さんがなかなか良いところでした。
高橋与商店というところで、新前橋駅のほんまに目の前にある酒屋です。
ホームページも見ていただいたらわかるんですが、なかなかの品揃えでしたよ。
良い酒屋さんの商品棚って、見てるだけでほんまに楽しいんですよねー。
どれもこれも美味そう。
ちなみに良くない酒屋さんの商品棚って見てても全然楽しくないですよね。
いまふと思い出した例としては、鳥羽のイオンの日本酒陳列棚は結構残念でした。
このスカスカ感とかね。
そして前情報なしで来てるときって、POPがあると助かりますよね。
ラベルの情報と酒屋さんが書いてくれたPOPがあれば、味のだいたいのイメージってわきますからね。
こちら高橋与商店さんはPOPというほど大したものではないんですが、値札に一言(「酸が旨い!」とかほんまに一言)書いてくれてて、それだけでとても味の雰囲気が伝わります。
そしてさらにこのお店では奥さん的な雰囲気のある女性の方が売り場に立ってらっしゃったんですが、この方もかなり具体的なアドバイスをくださるので、とても選びやすいです。
この奥さんもガツガツ話しかけてくるような人でなく、聞いたら優しく教えてくださる感じなのでこちらの気分も楽です。
(このこなき爺のラベルにめっちゃ惹かれたのですが、群馬の酒じゃなかったのでなくなく購入は見送り)
ここまでで十分良い酒屋さんなのですが、もうひとつのポイントがこれ。
こ、これは!
いわゆる角打ちというやつでは!
実は僕、これまで角打ちというやつを体験したことがなく、ずっと憧れてたんですよね。
まあ、「一度はやってみたい」くらいの憧れでして、角打ちでガッツリ酔っぱらうつもりはありませんでしたから(お店にも迷惑だろうし)、ここで一杯だけいただいてみることにしました。
もう一度、本日のリストの黒板をよーく見て、
ピン!とくるものを発見!
「精米歩合80%」「雄町」、これや!
すいませーん、この「たいはい(大盃)」くださーい。
きました。
この前の記事にも載せた写真ですね。
めっちゃ味があるラベルじゃないですか。
牧野酒造が造る「大盃(おおさかずき)」という銘柄の「macho(マッチョ)」という商品らしいです(「たいはい」じゃなかった笑、てかマッチョて笑)。
一杯は目測ですがたぶん90mlくらい、価格はすべて200円です。
良心的ですね!
さすがに角打ちでメモはとれないのでしっかりした味の分析はしてないですが、スペックどおりのしっかりした味わいながら酸がうまく調和しててキレもよく、かなり美味しいお酒でした。
正直ふつうに美味かったし値段も手ごろなのでこれ買おうかなと思ったんですが、せっかくだから飲んだことのない多くの銘柄を味わいたいと思い、悩んで悩んで別のふたつの銘柄(「巖」「尾瀬の雪解け」)の4合瓶を買いました。
他にも買いたくなるような魅力的なお酒がいっぱいありました。
群馬県のお酒もなかなか良いですね(まだひとつしか実際に飲んでないけど)。
さて、角打ちですが、店内のレジ横にあるこんな一枚板の立派なテーブルでさせてくれます。
和らぎ水あわせて勧めてくれる心遣い、素敵ですね。
値段も良心的だし、「あと一杯くらいやろうかな」欲がやばいです。
今日のリスト全部試しても1,200円ですしね。笑
僕は帰ってから散歩しながらひとりで4合瓶空ける仕事が残ってたので、なんとか一杯だけで踏みとどまりました。
はじめて訪れた町は酒飲みながら歩いて散歩すると楽しいですよ!
そんなこんなで人生初の角打ちデビューを飾らせてもらったわけですが、群馬県前橋市にある高橋与商店さん、とってもいいお酒屋さんでしたのでみなさん行ってください。
今日はこれで。