「農口尚彦研究所 PREMIUM NOUVEAU 本醸造無濾過生原酒」を飲む
とりあえず今話題のアレいってみます。 #日本酒 #農口尚彦研究所 pic.twitter.com/tsnwrrcOTB
— yasu (@miya3ki) 2017年12月26日
いってみました。
本醸造にしては価格が高かった(一升瓶:3,240円)し、購入動機は完全なミーハー根性だったので4合瓶を購入。
めっちゃ話題になるんやろなー。しかし本醸造で3,240円はたけーよ。 » 「名工」杜氏の日本酒再び 農口尚彦研究所、26日発売 :日本経済新聞 https://t.co/aGPCBUhLT7
— yasu (@miya3ki) 2017年12月22日
それでも結構高いですけどね(4合瓶:1,620円)。
瓶の形状がグラマラスです。
ワインっぽいっていうのかな。
あと、このうずまきみたいなマークは、のぐちの「の」と利き猪口の蛇の目をモチーフにしたものらしいですよ。
さて。
とりあえずこのお酒の問題点は、銘柄がわからないことですね。
表ラベル見ても裏ラベル見ても、「菊姫」とか「常きげん」みたいな「銘柄」が書いてない。
まさか「PREMIUM NOUVEAU」が銘柄なんか?
原料米については、
地元北陸の北陸の五百万石を使用して造られた
とありますが、原料米の品種名というところには
五百万石 75%使用
となっておりますね。
あと25%はなんなんやろか。
まあ別にいいんですけど。
原酒なのでアルコール分は19%と高め。
生酒なので要冷蔵です。
あと、ラベルに醸造タンクNo.らしきものが書いてあるのが面白いですね。
これは1号と2号のタンクのものらしいですね。
そして同じところに「1124/5500」とあります。
おそらく、この本醸造無濾過生原酒は5,500本造られており、僕が買ったのはそのうちの1,124番といったところでしょうか。
あと、ショートケーキみたいに瓶にフィルムがついていました。
ケーキに貼ってあるフィルムはスポンジの乾燥を防いでくれるらしいけど、日本酒のこれにはどんな効果があるのかな。
現実的に考えて、ラベルの保護かな?
さて、外観だけでこんだけつらつらと書いてきましたが、本題にいきますね。
感想の殴り書き
開栓したらブシュッといいました。
生酒なので瓶内発酵が進んでるんですね。
ちゃんと利き猪口でいただきます。
常温でいきます(が、冬ゆえ冷酒みたいなものです)。
- 無色、にごりなし。
- 上立香は新酒っぽいフレッシュさを含む吟醸香。
- 原酒ゆえの鼻から抜ける力強さがある
- 味も力強く、喉を通るときの刺激も強め
- 味が力強いながら、後口の印象はスッキリ
- 味わいはしっかりしてるのに、キレがいい
- 味の要素は、感じた順に旨味・甘味・酸味
- 味の構成要素としてはこの時期によくある無濾過生原酒のそれだが、バランスが非常に良い
- アルコール分は19%だが非常に飲みやすい
- が、それゆえすぐに酔いがまわる
- 開栓時はガスが吹き出す感じがあったが、味わいにはシュワシュワ感・ガス感はない
原酒ゆえしっかりした味わいながら、非常に飲みやすくてキレもよく、文句なく美味い酒でした。
でも個人的な感想としては、「死ぬほど美味い!」というような感動はなく、卒なく美味いという感じ。
「なにこれ美味っ!!」という感じではなく、「あー、やっぱ美味いね」みたいな。
価格も一升で3,240円(4合瓶で1,620円)と本醸造にしては高めだし、コスパというか価格を考慮した満足度で考えると、必ずしも良い酒だとは手放しに言い難い。
少なくとも、絶対またリピしようと思うような酒ではないというのが正直な感想。
なんなら、このあと八海山の普通酒飲んでみたら、この農口酒を飲んだあとだからってのもあると思うけど、クリーミーで味わいも落ち着いててめっちゃ美味く感じました。
むしろ八海山普通酒のほうが美味いんじゃない?って思ったり。
でも、かの有名な農口杜氏の話題の酒だし、ミーハー根性は満たされるし、間違いなく美味い酒ではあるので、一度は試してみたら良いんじゃないかと思います。
まあでも最近の農口さんのお酒って(常きげんとか農口とか)、やっぱり味わいがキレイですよね。
この方向性が農口さんの酒造りの理想なのでしょうか。
あと何年酒造りをなさるのかわかりませんが、この本醸造以外も機会があれば(予算も見合えば)飲んでみたいですね。
・・・
ちなみに、この酒はなかやすで入手しました。
急遽東京へ出張することになり、東京へはいつも新高岡駅から新幹線に乗車するので、行きしなに軽く寄ってみたら、話題のアレが売ってたし買ってみた次第。
いつもながら、誘惑の多い店です。
それでは時間も遅いことだし酔っ払ったし、眠くなってきたので今日はこのへんで。