書いとかないと忘れちゃう。




【酒評】天平 上撰:これが古酒か!と思い知らされる独特な風味に撃沈(布施酒造・石川県七尾市)

あまり知られていないが、七尾市には実は合資会社布施酒造店という蔵元がある。
しかも商品のラインナップは、季節限定販売のあらばしりを除くと全てが古酒という尖りっぷり。

僕はこれまで古酒なるものを飲んだことがない。
いっちょ試してみるか、となるのも自然な流れ。

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銘柄は「天平(てんぺい)」。
未開の地の開拓というわけで、一番リーズナブルな「上撰」のしかも4号瓶を買った。
(税込み1,000円/720ml、2,000円/1,800ml)
ちなみにこの上撰は5年大古酒。

 

やはり最初は常温でいただく。

香りは「菊姫 姫」をもっと強くした感じの、甘めの熟成香。

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色はそうとう黄色い。
これが古酒の色か。
日本酒は長く熟成させるほど色が濃くなっていくと聞くが、こんなに黄色くなるものか。

味は、これが古酒というやつか、という感じ。
口に入れたときはすごくマイルドで、刺激的なものは一切無い。
しかし、飲み下した後に複雑に絡み合ったいろいろな味が一気にぐわーっ!っとくる。
飲み下すときには、喉にもややビリッときた。

まあ簡単に言うと、ものすごくクセがある。
好みはわかれる味だと思う。
絶対万人受けしない

あまり適切な表現ではないかもしれないが、味は若干クスリっぽい(?)感じ。
そしてその余韻は飲み込んだあともかなり長く口の中に残っている。
僕のような若輩者には、何杯もすいすいとは絶対にいけない。
でも、ちびりちびりと飲むスタイルには良いのかもしれないなと今この文章を書いていて思った。

まあ、失敗したとは思っていない。
人間は体験で学ぶのものだ。
一度は飲んでみるといいと思う。

 

初飲みの評価:△

 

以下は布施酒造の写真。

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