書いとかないと忘れちゃう。




2015春じゃがいも(4/16更新)

 

** 2015年2月28日

2014年の春じゃがいもはかなりの豊作で、カレー・肉じゃが・ポテサラ・ソテー...と一般家庭並にじゃがいもを消費していたにも関わらず(夫婦+子1)、収穫から約9ヶ月経つ現在も我が家の物置には在庫がかなり残っています。

芽は伸びまくっていますけど。


 #こんな感じで

 

おかげで定期的に芽とりが必要ではありますが、じゃがいもについては1年間自給ができそうです。

さすがにかなりしわしわにはなってきてはいますけど。 


 #芽とり後

 

ちなみに銀の匙 Silver Spoon(何巻かは忘れましたが)によると、しわしわになったじゃがいもはうまみが凝縮しているので、収穫したてよりむしろ味が濃厚で美味しいそうです。

銀の匙 Silver Spoon(1) (少年サンデーコミックス)

銀の匙 Silver Spoon(1) (少年サンデーコミックス)

 

しわしわになるということは水分が減ったということですから、味が濃くなるというのは理にかなっていますね。

また、これはじゃがいもではなくさつまいも農家から聞いた話ですが、収穫後貯蔵しておくことでいものでんぷんが糖にかわり、より甘く美味しくなるという話も聞いたことがあります。

これはきっと、いもに限らず炭水化物系の作物(かぼちゃとか)の共通の性質なんじゃないでしょうか。

 

話がそれましたが、前述のように定例的にいもの芽とり(と腐敗いもの除去)が必要なわけですが、2月末にこの作業を行っていた際、箱の下のほうから小さいクズいもがいっぱい出てきました。


 #とりわけられた芽とクズいも

 

気持ち悪い画ですね。

なんせちぎった芽と小さいいもを全部一緒にぶちこんでる箱の写真ですから。

 

でも、クズいもとはいえこれだけ量があるなら、時期も時期だし(少し早いけど)春じゃが植え付けの第一弾をやってしまおうかなーなんてチラッと思っちゃうわけですよね。

そしてそんなことをチラッとでも考えだすと、次の瞬間にはもう早くやりたくて仕方なくなってる。 

 

 *

 

そういうわけで30分後にはこれです。


 #2015年における畝第1号

 

僕が過去2年間のじゃがいも栽培(春と秋で計4回)で行き着いた、最高のじゃがいも畝の形がこれです。

わかりますかね?

真ん中が大きくえぐれてますね

これはもう畝っていうか谷ですね。

すでに鋭い人はお気づきかもしれませんが、これは出芽後の土寄せを意識しています。

両端にある山を真ん中へ軽く寄せるだけで土寄せができます。

しかも、もともと一度畝を作ってからえぐってあるので、じゃがいもの植え込み深も本来の地表と同じくらいか少し高いくらいの位置になり、排水が悪いところでもいもが傷むリスクを減らすことができます。


 #イメージ図

 

昨秋から放ったらかし(まだオクラとかゴーヤの枯れ木がそのまま残っていた)だったところを鍬で起こし、去年から積み上げてあったコンポストたい肥をそれなりにまぜて畝立て。

よっぽど大きな雑草があれば取り除きますが、基本はありまま畝に混ぜ込まれて(組み込まれて?)います。

(すき込まれているというほどきれいな状態ではない)

基肥はとくに何もいれていません。

じゃがいもは土壌がアルカリ性に傾くとそうか病が出やすくなるので、石灰もいれません。

あとは約30cm間隔でさきほどのクズいもを埋め込みます。

出芽が少しでも早くなるように、植え付け深はいつもいもがかろうじて土に隠れる程度の浅さです。

 

 *

 

こうして2015年の春じゃがいもの定植1回目が無事終わりました。

無事ではありますが、すべて完璧に仕上がったかといえばそうではありません。 

 

これが植えたあとの写真。


 #ちょろっ

 

ん?もやしが落ちてる?

違いますよ。

土からもやしのようなものがはみ出てるんです。

なんせ今回は、

  • じゃがいもを植えなきゃ → 種いも確保

ではなく、

  • 食用じゃがいも整理してたらめっちゃ芽出とるやん
     → ほんならそれ埋めるか

という流れだったので、もやしみたいなのが出まくってる種いもを植えたもんだから、埋めた直後から地面から芽がはみ出てるんですよね。


 #その種いもの写真。芽めっちゃ長い

 

芽がもう出てるから普通より成長は早まるのかといえば、そうじゃないんですよね。

むしろこれってダメなんです

僕もはじめの頃は出芽まで待たんでいいから(だいたい植えつけから出芽までは3週間ほどかかる)、むしろこういうの植えたら良いやん、って思ってたんですが、こんな今までまともな日光も浴びてないヒョロヒョロの芽は、植えつけたあと外の厳しい環境にさらされて、ほぼ確実に枯れてしまいます

植えつけてから出てきた緑色のどっしりした芽ですら、この時期はまだ何度か降りる霜で幾度となく枯れます

(おかげでこの時期は気象庁から霜注意報が頻繁に出ます)

 

 *

 

というわけで若干不安のあるいも植え第一陣となりましたが、終わってしまったものはもうどうにもなりません。

あとは土寄せ、追肥、草取りなど、適宜最低限のお世話をしつつ、うまく育つように祈りましょう。

 

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** 2015年3月14日 

 

新たにじゃがいも3畝定植。 


 #安定の真ん中えぐれ畝

 

今回使用した種いもはこちら。


 #前回とはうってかわって荒々しい感じ

 

前のものよりとても力強い感じがしますね。


 #さらにアップで

 

こちらは去年収穫時に土寄せが不十分で部分的に緑化していたものを一年間保存しておいたものです。

緑化したじゃがいもは毒ですからね。

いもとしては申し分のないものばかりだったので、捨てるのがもったいなくて。(貧乏性)

本当は「種いもの自家採種はいけませんよ」って農家に言う立場なんですが、家庭菜園なので良しとしましょう。(そういう問題ではないとはよくわかっていますが)

 

ここで、前回は撮らなかった作業中の写真を。


 #畝のうえにすべて並べてから、まとめて土をかけていきます

 


 #今回も株間は約30cm(目測)

 

以前は一個一個埋めていっていましたが、埋め場所が左右にブレたり株間に長短がでたりしやすいので、今はこのように最初にすべて並べてしまうようにしています。

 

** 2015年3月21日

 

第一菜園(2月28日植えつけ畝)の植えつけから21日後の様子。

出芽を確認。


 #ぽこっ

 

毎日見ているわけではありませんが、芽の大きさからしてそこまで何日も前から出たものではないでしょう。 

 

** 2015年4月6日

第一菜園(2月28日植えつけ畝)の植えつけ後37日目のようす。


 #芽の大きさはあまり変わっていませんが、数が急激に増加

 


 #さらにアップで

 

一番早く出ていた芽(アップ写真の左下)は降霜で痛み、再生しているあいだに他の芽が追いついてきたようです。

霜で痛んだとしても、成長が遅れはしますがほぼ確実に再生するところがじゃがいもの強さです。

もう少し大きくなったら芽かきと土寄せが必要ですね。

それにしても、客土した砂(決して土ではない)から土筆が生えてきてる...。

 

** 2015年4月11日

第一菜園(2月28日植えつけ畝)の植えつけ後41日目のようす。

 

たった5日間でかなり芽が大きくなってきましたね。

真上から寄ってみるとこんな感じ。

 

ざっと見ても9本ほど芽が出ています。

これは確実に芽かきしておかないと大きいいもが全然穫れませんね。

空いた時間を見つけて早々に芽かきしなくては。

それにしても、霜で痛んだ弊害もほとんどわからないような状態になりました。

やはりじゃがいもは強い。

 

 *

 

一方、第ニ菜園(3月14日植えつけ畝)では。

こちらは植えつけ後28日目。

 

ものすごくわかり辛いですね。

写真の中央でもさっとしてるのは雑草で、イボ竹が立っているところが畝の真ん中です。

畝に寄ってみましょう。

 

ちゃんと芽が出ていますね。

こちらもうまくいきそうで良かった。

こっちは芽が赤いですが、これはなんの品種なんだろう。

品種がわからなくなるのが自家採種いもの難点です。

(収穫後ごちゃごちゃに同じダンボールで保管されるから)

 

 

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*** 現状のまとめ

① 第一菜園 2月28日植えつけ 1畝 

       3月21日出芽確認(+21)

② 第ニ菜園 3月14日植えつけ 3畝

       4月11日出芽確認(+28)