パン材料の主役とも言える小麦粉を変えた場合に発生する事象の考察
ホームベーカリーに使っていた小麦粉がなくなったので、これまで使っていたものと違うものを買ってみました。
どこの家庭にもよくあることだと思いますが、これに伴って我が家で発生した出来事をまとめます。
*
我が家のホームベーカリーはAmazonで買いました。
そのときに、パン焼きに必要な材料も一緒に買いました。
その中には小麦粉も含まれており、こちらを購入しました。
「パン専用小麦粉」 。
パンを作るために小麦粉を買うのがはじめてっていうような素人からすれば、これ見たら買っちゃいますよね。
しかもこれ、当時のAmazonのブレッドミックスのカテゴリでベストセラー1位。
これで作ったパンは確かに美味しかった。
でもコレ、容量は2kg、つまり2,000g。
パン1斤作るのに小麦粉は250g必要ですから、8回作ったらなくなっちゃうんですよね。
で、あっという間になくなっちゃいましたよね。
なくなったら買わなくちゃいけない。
小麦粉がないとパンは作れませんからね。
じゃあ次は何を買おうか。
*
ようやく本題に入っていきます。
たった8回でなくなっちゃう小麦粉。
なくなるたびにAmazonで注文するのはめんどくさい。
(ヤマト運輸にも申し訳ない)
で、近くのリアル店舗で買ってきたわけです。
(業務スーパー 強力小麦粉、以下オリジナルと表記)
これと、
(ニップン 強力小麦粉 イーグル)
これ。
我が家から許容範囲の距離で食材が帰るお店と言えば業務スーパー和倉店かどんたくタント店か新鮮市場ダイヤスしかありませんが、このうちたまたま訪れた業務スーパーで見つけたものです。
どちらもパン用と明記してある強力粉です。
どれも同じ強力粉。
一体何が違うのか、何が変わるのか、実際にパンを焼いて順番に検証してみました。
* 味の変化
やはり一番気になるのは、味がどう変わるか。
おらぁ美味しいもんが食べてぇんだよ。
さっそく結論言いますけど、僕が食べた感じでは全く変わりません。
それぞれの小麦粉を使ったパンが出されてどれがどれか当ててみろと言われれば、絶対にわかりません。
* 見た目
食べものは味はもちろん見た目も重要。
こちらについても、どれを使っても全く変わりません。
というか、同じ小麦粉、同じ分量で作ったとしても、ホームベーカリーで焼いたパンってやつはサイズ・形が毎回違うので、明らかな小麦粉による変化かどうかがわかりません。
とりあえず、小麦粉を変えたことによる見た目上の決定的な変化は生じませんでした。
* コスト
最後に行き着くのはここ。
もはや「万物に対するコスト意識」がこのブログのメインテーマのひとつになりつつあります。
まずは各々の単価は以下のとおり。
- 日清 パン専用小麦粉(Amazon) 837円/2kg → 105円/1斤分(250g)
- 業務スーパー オリジナル(業務スーパー) 136円/1kg → 34円/1斤分
- ニップン イーグル(業務スーパー) 146円/1kg → 37円/1斤分
業務スーパーのやつ、どっちもすごく安いですね。
むしろAmazonのが高いのかな。
小麦粉今まで買ったことないから相場がわからない。
これをもってパン・ド・ミ1斤の総コストは以下のようになります。
- 日清 パン専用小麦粉 161円/1斤
- 業務スーパー オリジナル 85円/1斤
- ニップン イーグル 87円/1斤
すごく安くなりました。
パン作りに使う小麦粉を業務スーパー・オリジナルに変えることで47%、ニップン・イーグルでは46%のコスト削減が可能です。
削減費もさておき、1斤作るのにかかるコストが85~87円!
このコストでこの美味さ。
スーパーやコンビニの低価格帯の食パンでも普通108円~だっていうのに、安い、安すぎる。
ホームベーカリー最強ですね。
まだ迷っている人、というか持ってない人はさぁ早く、今すぐ買ってください。
Panasonic ホームベーカリー 1斤タイプ イエロー SD-BH1000-Y
- 出版社/メーカー: パナソニック(Panasonic)
- 発売日: 2014/09/20
- メディア: ホーム&キッチン
- この商品を含むブログを見る
前述のとおり、素人の舌ではとオリジナルとイーグルでも味の違いはわかりませんでしたので、どちらを選んでも良いかと思います。
「少しでも安く」という人はオリジナルを、名前のカッコよさで選ぶならイーグルにすれば良いんじゃないでしょうか。
*
さて、本日の記事のまとめです。
パンの主材料である小麦粉を、Amazonで買った「日清 パン専用小麦粉」から業務スーパーで買った「業務スーパー 強力小麦粉」もしくは「ニップン イーグル」に変えることで、コストが約半分に抑えることができ、お店で買う低価格食パンよりもよっぽど安く作れるのに、味や見た目は全く変わらない満足の行くパンを焼くことが可能になりました。
おしまい。
過去の関連記事はこちら。
Panasonic SD-BH1000で作るパン・ド・ミとソフト食パンのコスト比較 - 思っとること。
ホームベーカリー(Panasonic SD-BH1000)が届いたので早速パンを作ってコスト試算してみた - 思っとること。