福正宗 純米にごり酒 しろき:通年で味わえるフレッシュな微発泡にごり酒
たまにはこんなのも。
名前のとおり、白い。
ただ、発泡性のにごり酒ではあるけど、生酒ではないとのこと。
「発泡性にごり酒」について
福光屋には新酒時期(11~3月)限定の生酒タイプのにごり酒があります。しかし、生のにごり酒は冷蔵流通が必要で、年間を通しての販売には制限があります。「米本来の旨さを生かした通年販売の純米活性にごり酒」を造りたい。そんな思いで研究を進め、ようやく誕生したのが伝統の技と独自のスパークリング技術を駆使した 「福正宗 純米にごり酒 しろき」です。酵母が生きた「にごり酒」を瓶に詰め、瓶内で二次醗酵させてから特殊技法で安定させています。瓶内醗酵によって発生した炭酸ガスの泡立ちと、フレッシュでキレの良い味わいは「お米のシャンパン」を思わせます。常温での保管・流通が可能です。
-福光屋HPより
よくわからんけど、瓶詰後、さらに発酵させてある程度二酸化炭素を発生させたあとに「特殊な技法」により殺菌してるようだ。
ロック◎、冷やす◎、常温○。
にごり酒の御多分に漏れず、冷たく飲むのがおすすめとのことなので、冷酒でいただく。
上立香は、冷たいのでほのかにではあるが、醪っぽいというか独特な米臭さがある。
にごり酒特有のアレ。
まあよくフレッシュな香りと言われる、あのドロッとした感じ。
これくらいドロッとしてる
濁り具合
口に含むと微かな炭酸のシュワみを感じる。
特殊な技法により滅殺される前の酵母の遺物集大成の味か。
発泡性とは言っても、炭酸飲料のような刺激的炭酸では決してないので、そこはご承知おき。
炭酸強度で言えば、コーラを一回開封したあと半日常温放置した程度のシュワ具合だが、そのほのかな炭酸が酒としての爽快感につながっている気がする。
余談ではあるが、何回蓋を開けても冷蔵庫で一日置いたら次開けるときプシュッていうくらいで、冷蔵庫に横にして入れといたら徐々に吹きこぼれるので注意。
味はまあ、にごり酒。
酸味があり、フレッシュで、滓の感じがあるよね。かなり。
飲み飽きない酒という表現とはほぼ180度反対側にいる酒で、続けて何杯も絶対いらない。笑
毎日こればっかり飲みたいって感じの酒では決してないけど、晩酌のはじめの1~2杯とか風呂上りとかには良いと思う。
この次に飲むお酒の味の感じ方も変わるから、晩酌の幅を広げてくれる。
→これ飲んだあと、次に続く普通のお酒(普通酒でなく、にごりじゃないお酒という意味)がより美味く感じる。まろやかさ超アップで、金色のしずくすらめちゃ美味い。
そういう意味では途中にコレを1杯挟むっていうのもアリかもしれない。
決して日常酒ではない。
けど、あったらあったで良いお酒。
って感じかな。
総評としては、マル◎。
ちなみに、このあと冷蔵庫に残ってた「加賀美人」を飲んだら、ものっすごいまろやかに感じた。笑
このコンボで飲むと、双方をより楽しめるんじゃないかな。
ただ、「しろき」→「加賀美人」って続けて冷酒で飲むと、「次は絶対燗飲む!」っていう気分になった。笑
イオンで905円(税込)なり。
おしまい。