書いとかないと忘れちゃう。




一昨年播いたみつばが2年の時を経て雑草化した

植物の生長というものはほんとうに正直なもので、冬の間はセピア色だった畑は春になると一面若草色に変わります。

いくら雑草とはいえ、数ヶ月ぶりに見るこの緑色は遠目から見るとけっこう美しく、春の訪れに心がウキウキしますね。

ただし、草を見てこんなに嬉しくなるのはまさに今だけの短い間限定で、これが夏になれば濃緑色になって見た目の新鮮さを失い、その生長の勢いに嫌気がさします。

(除草も大変だし)

 

さて、そんなわが家の菜園も例外なく若草色に変わりつつありますが、よく見てみるとその一角にこれまで見たことない群生が。


 #妙にここだけこんもり

 

 近づいて見てみると...。 


 #この葉っぱの形は...!

 

なんと、これって普通にお店に売っとるアレじゃないですか。

まさにアレですよ、アレ。

みつばですよ。


 #もう、とにかくビッシリ

 

一緒に写りこんでる白い枯れ草みたいなのは、去年ここに繁茂していたみつばの残骸です。

つまり今生えているこいつらの親ですね。

こいつがたくさんの種をバラまいてくれたのです。

そりゃもう確かに、昨年の晩年にここに鎮座していたみつばなんて、縦にでかいは横に広いは、その各々の枝に大量の穂状のものをつけていましたので、種の数としては数え切れないほどのものがこの地面に散っていると思います。

そいつらが冬を越え、春になると同時に一斉に芽を出してきたわけですね。

いわゆるF1のやつらではありますが、ここらへん一帯は香りも良いです。

 

しかし、群落にはこんなもんも混じっています。


 #定番の強雑草

 

ギシギシですね。

【ギシギシ】

タデ科多年草。やや湿った道ばたや水辺、湿地、田のあぜなどに生え、日本全国に分布する

ギシギシ類の根は太く地下深くまで伸びているため人手で掘り取るのには労力を要する。刈り取りには強く、何度でも再生してくるため、永年草地など頻繁な耕起が行えない場所では除草剤を用いた防除が有効となる。
---------- by wikipedia、boujo.jp

こいつが蔓延るとほんまに厄介。 

表面上抜いただけじゃまったく動じません。

地下茎レベルからしっかり完璧に除去しないと、すぐに取り返しのつかないことになります。

中途半端に地下茎を切断してしまうと、余裕で双方から再生しますしね。

まさにスギナと同レベルの強雑草です。

 

 *

 

そんなこんなでわが家で勢力を急速に拡大しつつあるこのみつば。

実は種を播いたのは一昨年。

播種した当時はまったく芽が出ず、「失敗したか」くらいに思ってすぐに忘れさってしまっていたのに、なんと次の年になってポツポツと発芽。

みつばって発芽揃いが悪いんですよね。

芽が出た数は少なかったものの、もともと日本に自生しているだけあって生命力は抜群、あっという間に大きくなり、ものすごく大きな株になりました。

そこそこに収穫を繰り返していたにも関わらず、それ以上の生育量であっという間に再生、更に巨大化。

結局4月に芽を出してから霜にあたる12月ごろまでずっと畑に鎮座し、わが家の家庭菜園の中では圧倒的な存在感を放っていました。

夏の終わり頃から花をつけ始め、あっという間に花は穂のようなものに変わり、そこからたくさんの種がまた地面にまかれました。

 

 *

 

こうしてようやくこの記事の最初のあたりに戻ります。 

新緑色の芽が畑に覆いかぶさっていくんですね。

 

みつば、すばらしいですね。

たくさん摘み取って、おうちのおかずにたくさん使用してもらいましょう。