Panasonic SD-BH1000で作るパン・ド・ミとソフト食パンのコスト比較
以前このブログで、ホームベーカリーでパンを焼いた場合のコスト試算をしたことがあります。
ホームベーカリー(Panasonic SD-BH1000)が届いたので早速パンを作ってコスト試算してみた - 思っとること。
この記事では、ソフト食パンを焼くのにかかるコストは161円/斤という結果でした。
このときはホームベーカリーを購入して生まれてはじめてパンを焼いた直後という、気持ちが浮ついて正確な判断ができない状態で書いた記事だったので、今になって見てみると重大な欠陥があります。
あれから2〜3回/週のペースでパンを焼いてきましたが、ソフト食パンはあれ以来一回も焼いてないんですよね。
すべてパン・ド・ミです。
「パン・ド・ミ」とは
パン・ド・ミとはフランス語で「中身のパン」のこと。パンのクラスト、いわゆる皮を愉しむフランスパンに対して、中身となるクラムに味わいを求めます。パリッとしたクラストに包まれた、きめの細かいクラムのソフト感、イースト臭が少なく小麦本来の風味や味わいを楽しめる、より本格的なパンです。
----------PanasonicのHPより
つまり、あのコスト試算は我が家におけるパン焼きのコストを正確に反映したものとは言えません。
必要なのは、パン・ド・ミのコストだったんですね。
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というわけで、さっそく試算してみましょう。
マニュアルに記載されているパン・ド・ミ1斤分(1,116kcal、ソフト食パン比▲6kcal)の材料は以下のとおり。
( )内はソフト食パンの材料との比較。
これにかかるコストは、
(購入費) (1斤単価)
強力粉 837円/2kg → 105円/250g
バター 408円/200g → 31円/15g
砂糖 163円/500g → 6円/17g
スキムミルク 592円/450g → 8円/6g
塩 100円/500g → 1円/5g
水 - → 0円/190g(ml)
ドライイースト 507円/125g → 6円/2.8g(▲5円)
計 156円/1斤(▲5円)
となりました。
レシピ段階で変わるのは水とドライイーストだけなので、ほとんど変わりませんね。
1斤あたり5円だけ安くなるという結果でした。
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これ以上とくに書くこともないので結論を書きます。
- パン・ド・ミを作るのにかかるコストは156円/斤
- パン・ド・ミは、ソフト食パンを作るより1斤あたり5円安くなる
5円のコスト削減が大きいと感じるか小さいと感じるかは人それぞれだと思いますが、全体の割合としてみれば、3%の削減になります。
日本中が苦しんでいる2014年の消費増税が3%(5→8%)でしたので、その分をチャラにできると思えば同じ5円でも感じ方が変わってくるかもしれませんね。
とりあえず、我が家ではコストうんぬんではなく単純にパン・ド・ミの味のほうが好みなので、これからもパン・ド・ミを焼き続けることでしょう。
それでは今日はこのへんで。
我が家のホームベーカリーはこちらを使用しています。
Panasonic ホームベーカリー 1斤タイプ イエロー SD-BH1000-Y
- 出版社/メーカー: パナソニック(Panasonic)
- 発売日: 2014/09/20
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