不法投棄の冤罪に遭い、町役場の職員から「お前は泥棒以上の罪人だ」と罵られるまでの経緯について
例のごとく客観的に事実を整理するために、時系列順に箇条書きにします。
- 結婚に伴って冷蔵庫、洗濯機がひとつずつ不要になり、自宅の車庫の中でしばらく保管
- ある時、「いらない家電引き取ります〜」と音声テープを流しながら軽トラが通りかかる
- 「これはラッキー」と慌てて軽トラを引き止めて上記家電の処分を依頼
- てっきり無料だと思っていたら約12,000円請求される
- 結構ショックだったが、あんな重いものどこかへ処分のために運んだりせずに済んだので良しとしよう、と自分を慰める
- しばらく平穏な日々を過ごす
- ある日突然、小中学のときの同級生Kから電話がかかってきて「不法投棄した?」と聞かれる
- 全く意味がわからず、「してないよ」とだけ答える
- するとKは以下のような説明をする
”役場で不法投棄関係の課長をしているKの父が「先日新しく見つかった不法投棄ゴミの中からお前の同級生と同姓同名の名前(僕の名前)が記載されたものが出てきた」と連絡してきたが心当たりないか” - また、「事実確認がしたいから一度役場に電話をくれないか」と伝えてきたと言う
- あまり気持ちのいい話ではなかったので、一応役場に電話する
- 若い職員が電話に出る
- こちらの名前とKから聞いた話の概要を説明すると、若い職員も事情を把握しており、この人と話すことになる
- 彼曰く、町の山中に捨てられていた不法投棄の大型家電郡の中に冷蔵庫がひとつあり、その中から出てきたクスリのアオキ園町店の袋に僕の名前が記載されていたとのこと
- 冷蔵庫の特徴を聞いてみると、シャープ製・小型2ドア・シルバーと全て僕がこの前処分したものと同じ特徴であり、その事実も若い職員に伝える
- すると若い職員は、どうしますか、一度都合の良いときにでも見に来ますか、それとも自分と全く関係ないと主張されますか、と聞いてくる
- 関係ない、と言ったらどうなるのか、と聞く
- このまま警察に引き渡します、と向こうが答える
- すでにものすごく気持ち悪かったので、とりあえず見に行きます、と答える
- じゃあ今から来られますか、と聞かれる(平日16:00現在)
- いや、今からっていうのも急な話やし、そもそも仕事あるし、明日仕事終わってからでも行きます、と伝える
- わかりました、と電話が終わる
- 翌日、仕事が終わってから役場に出向く
- すでに役場の定時が終わっていたため、裏口の時間外窓口のインターホンに向かって名乗る
- 課長(Kの父)が現れる
- 課長は物凄く不機嫌な顔をしており以下のようにまくしたてた
”なぜ昨日すぐに来なかったのか”
(→だって仕事やったし、急な話やったもん)
”自分のしたことを考えると、すぐに来て謝るべきではなかったのか”
(→謝る?俺が不法投棄犯ってことで確定?ていうか昨日若い職員は都合の良いときに来いって言っとったけど)
”自分のしたことの罪の重さをわかっているのか”
(→わかってないけどそもそも俺はやってない)
”お前は泥棒以上の罪人だ”
(→あ、タイトルのセリフや)
”さっさと持ち帰れ”
(→とりあえず実物見せてよ) - 実物を見せてもらうと、泥まみれだったが間違いなく僕のものだった
- その旨を伝えると「今回は警察には言わんといてやるから、今すぐ持ち帰れ」と言われる
- 泥まみれだったし、普段使いの乗用車で来てたし、「今すぐは無理だ」と伝える
- すると課長は「それならこれからすぐ警察に引き渡すだけだから構わない、あとは警察と相談してくれ」と言う
- 状況証拠からしてものすごく自分が不利だと自覚していたので、急遽自分の両親に電話し、協力を仰いで自宅へ持ち帰る
- ボニファティウス8世と同じ道を歩みかける
これね。淡々と書きましたけどほんまに腹立ちましたわ。
血が煮えくり返るっていうのはまさにこういうことかって思いましたね。
誓って言いたいのは、僕は不法投棄などしていないということ。
でも、こんなことになってはじめて気づいたんですが、僕がやっていないということの証明もできないんですよね。
おかげで、とめどなく沸き起こる怒りをどこにもぶつけることができない。
この一連の出来事で、僕はあまりにも腹が立ちすぎて腹が立ちすぎて、しばらく情緒不安定な日々を過ごすことになりました。
あの課長をもう二度とナメた口をきけないようになるまで徹底的にボコボコにして刑務所に入るのもいいかな、なんて真剣に考えました。
元をたどれば、胡散臭い業者に家電の処分を頼んだのがいけなかったんですが、ああいう軽トラってよく見かけるし、まさかこんなことになるとは。
この記事を読まれた方は、こんなこともあるんだということを知っておいてほしいです。
ちなみにこの出来事は平成23年夏に中能登町役場保健環境課をめぐって起こったものです。